【体験談】未婚で出産した私が、子連れで結婚するまでの話 |最終話: 今、同じ状況にいるママへ

こんにちは。

このブログを読んでくれているあなたは、きっと今、子どもと2人で頑張っているママかもしれません。

かつての私と同じように、「これからどうしていこう」「もう誰も信じたくない」と、心のどこかで踏ん張っている最中かもしれません。

私は、19歳で予想もしていなかった妊娠をして、「この子は私がひとりで育てる」と心に決めて、娘を産みました。

いろんな人に反対されて、いろんな不安と戦いながらも、それでも「この子と一緒に生きていく」って覚悟した日、私は母親になったんだと思います。

だからこそ、私はずっと思ってた。

「もう、誰にも頼らない」「私は私の力でこの子を育てる」って。

でも──

人生って、想像しなかった方へゆっくり少しずつ進んでいくんですね。

彼と出会って、娘と3人で過ごす時間が増えていって、「この人がパパになったらどうなるんだろう」って、気づいたら考えてる自分がいました。

でも私は、ただ“優しい”だけの人じゃダメだった。

何よりも大切なのは──「子ども最優先」の考えを、理解してくれる人かどうか。”

それが、私の絶対条件でした。

私が見ていたのは、こんなポイントです。

・優しさはあたりまえ。その本質”を見極めること

・子どもより自分を優先しないか
・イライラしているとき、どんな態度をとるか
・寝起きが悪くて不機嫌じゃないか
・子どもと過ごす時間を、心から楽しんでくれるか
・一緒に住んでみたときに、自然体でいられるか

そしてなにより、「子どものことでごめんね」って、私が言いすぎずに済むかどうか

子どもが泣いたり、ぐずったり、迷惑をかけてしまったかも…と思う瞬間って、日々あります。

でも、そのたびに「ごめんね、ごめんね」って私が言いすぎてしまうような関係は、きっと違う。

子どもを守りながらも、自分自身も無理しないでいられること。

それが、私にとって“安心できる相手かどうか”の基準でした。

正直、私はずっと怖かった。

だから、慎重になりすぎていたかもしれない。

常にどこかで疑っていたし、「たとえこの人を信じても、自分の目すら疑おう」って思ってた。

結婚するまで、子どもとは絶対にふたりきりにしなかった。

たとえどんなに安心できるように見えても、“もしも”に備えて動く。

最近は、「母親の交際相手による虐待」という悲しいニュースをよく目にします。

あれを見るたびに、胸が苦しくなります。

正直に言えば、「母親は何をしていたの?」と思ってしまう。子どもを守るために、死ぬ気で見極めるべきだったんじゃないかって。

もちろん、すべてのケースがそうとは限らない。だけど──

私はこう思います。

子どもがいる中で恋愛をするなら、自分を優先する考えは1ミリでもあってはいけない。

恋愛よりも、幸せよりも、まずは子どもの安全と心を守ること。

その覚悟が持てないなら、誰かを好きになる前に、まず親としての責任を見つめ直すべきだと。

それくらい警戒していても、私は間違っていなかったと思ってる。

それが、子どもを守るための“責任”だから。

大事な時期だからこそ、慎重になってよかったと思える今がある。

この話は、あくまで娘がまだ保育園児だった頃のこと。

子どもが小さければ、そのぶん親の選択が子どもの環境を大きく左右するから、

「見極める責任」は私にあると思っていました。

でも、子どもがもう少し大きくなってきたら──

たとえば小学生くらいになったら、「子どもの気持ちをちゃんと聞く」ことが何より大事。

自分の気持ちも、もちろん大切だけど、

“子どもは何を感じているか”

“どう思っているか”を、

一番に受け止める姿勢が必要だと思います。

「一緒に決めていく」

そういう関係に、きっと変わっていくんだと思います。

私は、彼と娘と3人で数ヶ月一緒に暮らしてみて、

どんな大変な時でも、一緒に悩みながら進もうとしてくれる姿を見て、「この人なら」と思えました。

そして結婚してから、私たちは養子縁組をして、法律上も親子になりました。

でも──

家族って、血の繋がりだけじゃない。

どれだけ一緒に過ごしたか、どれだけ一緒に笑ったか。

その時間が、絆をつくっていく。

私たちは、そうやってゆっくりと家族になってきました。

それでも不安がゼロになることはないけど、

今の私は、「この家族でよかった」と心から思っています。

最後に、今これを読んでくれているママへ。

どうか、自分を責めないでね。

どんな選択をしても、正解なんてきっとない。

でも、「わたしが幸せになることが、子どもにとっても幸せになる」って、信じていい。

あなたが頑張ってること、子どもはちゃんと見てる。

その背中を、ちゃんと覚えてくれてる。

だから、今日も胸を張っていこう。

あなたの人生に、あたたかい春が訪れますように。

ここまで読んでくださって、本当にありがとうございました。

過去の私に届けるつもりで書いたこの連載が、今、同じように悩んでいる誰かの心にそっと寄り添えたら嬉しいです。

あなたと、あなたの大切なお子さんが、これからもっと笑顔になれますように。

心から願っています。

なぴ

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